店主ブログ
節分
お読みいただきありがとうございます。
御所南 寺町二条 有恒です。
早くも1月が過ぎようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。気がつけばもうすぐ節分。時の流れはあっという間ですね。
先日は「あーでもないこーでもない…」と1人1時間程、玄関の飾り付けに格闘しておりました。柊の葉が、何度も手に刺さり「痛っ!痛っ!」と連呼しながら「これなら邪鬼も来ないな!」と確信してしまうほどでした。
節分は、2月3日です。節分という言葉は、「季節を分ける」という意味が含まれています。言い換えれば「季節の変わり目」という意味になり、春・夏・秋・冬どの季節にも節分はあるのです。また、季節の変わり目とは、立春、立夏、立秋、立冬のことで、その前日が、節分と呼ばれています。季節は、「春夏秋冬」と書くように、一年の始まりは「春」。立春となるわけなのです。
春が始まる前日、新しい一年が始まる前日に「無病息災」を願って一年に一度節分をこの時期に行います。
昔、京都に鬼が来てみんなを困らせていた時に、神様からのお告げで豆を投げて退治したという話があります。
「鬼=魔」
「 魔(ま)を滅(め)っする」という言葉から豆を撒くようになったそうです。
今までは、「鬼は外〜福は内〜」と投げていただけなので、今年からは「皆様とって楽しい一年でありますように。」と願いを込めて豆撒きをしようと思います。
鮑熨斗
お読みいただきありがとうございます。
御所南 寺町二条 有恒です。
今回、玄関に置いてありますお正月飾りの鮑熨斗(あわびのし)についてお話しをさせていただきます。
※今年の干支であります『酉』の下に敷いてあるオレンジ色のものです。
日本人の贈り物のマナーとして、正式な贈り物には、水引とともに熨斗(のし)をつける習慣があります。
本来ののしは、紅白の紙に「尉斗鞄(のしあわび)」という薄く伸ばして切ったアワビを包んだものだそうです。
しかし、現在は、紙に印刷されているので、本物を見ることはなかなかないようです。
本格的なのしは、贈り物の酒樽に添えられた干飽をもとにつくられたものです。
アワビは、海の深いところにいるので、海に潜らないと採れません。だから古代でも、たいへん貴重な品物とされていました。
熨斗鮑の作り方は、アワビを薄くはいで、火熨斗(ひのし)という昔のアイロンをあてて平たく伸ばします。一枚のアワビから大きな熨斗鮑ができるので、それをいくつにも切り分けてあちこちの供え物に使われていたようです。
経済的に豊かな武士たちは、神にささげる酒樽と干アワビを贈りました。しかし、あまり財力のない武士は、酒樽にわずかな熨斗鮑を添えて贈っていたそうです。鎌倉時代頃から熨斗鮑が広まり、この風習がもとになって、現代でも続いて贈答品にのしが添えられるようになったということです。
鎌倉時代から受け継がれている日本の文化を誇りに思い、身近にあるものの意味を次世代を担う人たちにもしっかりと伝えていかなければなりませんね。
臨時休業のお知らせ
お読みいただきありがとうございます。
御所南 寺町二条 有恒です。
誠に勝手ながら1/24(火)を臨時休業とさせていただきます。
1/23(月)定休日から連休となり大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。