店主ブログ
鮑熨斗
お読みいただきありがとうございます。
御所南 寺町二条 有恒です。
今回、玄関に置いてありますお正月飾りの鮑熨斗(あわびのし)についてお話しをさせていただきます。
※今年の干支であります『酉』の下に敷いてあるオレンジ色のものです。
日本人の贈り物のマナーとして、正式な贈り物には、水引とともに熨斗(のし)をつける習慣があります。
本来ののしは、紅白の紙に「尉斗鞄(のしあわび)」という薄く伸ばして切ったアワビを包んだものだそうです。
しかし、現在は、紙に印刷されているので、本物を見ることはなかなかないようです。
本格的なのしは、贈り物の酒樽に添えられた干飽をもとにつくられたものです。
アワビは、海の深いところにいるので、海に潜らないと採れません。だから古代でも、たいへん貴重な品物とされていました。
熨斗鮑の作り方は、アワビを薄くはいで、火熨斗(ひのし)という昔のアイロンをあてて平たく伸ばします。一枚のアワビから大きな熨斗鮑ができるので、それをいくつにも切り分けてあちこちの供え物に使われていたようです。
経済的に豊かな武士たちは、神にささげる酒樽と干アワビを贈りました。しかし、あまり財力のない武士は、酒樽にわずかな熨斗鮑を添えて贈っていたそうです。鎌倉時代頃から熨斗鮑が広まり、この風習がもとになって、現代でも続いて贈答品にのしが添えられるようになったということです。
鎌倉時代から受け継がれている日本の文化を誇りに思い、身近にあるものの意味を次世代を担う人たちにもしっかりと伝えていかなければなりませんね。
臨時休業のお知らせ
お読みいただきありがとうございます。
御所南 寺町二条 有恒です。
誠に勝手ながら1/24(火)を臨時休業とさせていただきます。
1/23(月)定休日から連休となり大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
看々臘月尽
御所南 寺町二条 有恒です。
今年もいよいよ残すところ後少しですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、店内にあります「看々臘月尽」(みよみよ ろうげつ つく)。
臘月(ろうげつ)は、十二月の別名。
看々(みよみよ)とは、良く見なさいという
意味です。月日の流れはあっという間に過ぎ、もう十二月も終わります。一日一日を大切にすること、十二月があっという間に終わるのと同じように、人生もあっという間に終わってしまいます。ぼんやり生きず、自分の命をしっかり見つめ直しなさい。という意味だそうです。
私自身もついつい面倒なことを後回しにしがちですが、己の人生と向き合い、看々臘月尽の心を忘れずに過ごしていきたいと思います。
2017年、来る年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
年末年始の営業のお知らせ
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御所南 寺町二条 有恒です。
【年末年始の営業のお知らせ】
年内は、12/27日(火)迄。
年始は、1/3(水)より営業させて頂きます。
※尚、12/26日(月)は、営業致します。
どうぞよろしくお願い致します。